契約で発生する費用の管理 設計案

家賃・税理士の報酬など、払いや資料が無くても契約で発生している費用を、未払で立てるための管理 2026-10-16 版2 会計処理の指摘 871・874 会計管理テンプレート(事務所標準)
契約で発生している費用を損益の側で未払として立てる。損益の科目は支払先ごとに補助を分け、計上するかと計上したかを、担当が管理表を見て確かめる。計上済は担当が仕訳を確かめてから手で付ける。式で計上済を数えない・自動で計上しない。 方針(会計処理の指摘 874)

1今どう管理されているか(会計管理テンプレートの今の型で確かめた)

今ある物中身契約の費用について分かること足りないこと
残高の検証
(試算表メモ)
科目×補助ごとの行に、月の列(今期の12か月)・月次推移の論点・「月次推移のコメント」・前期比較損益の科目も補助ごとに並ぶので、補助が支払先ごとに分かれていれば、家賃・顧問報酬の抜けた月は月の列で見える。決算だけの会社も期末に1年分を見られる①行は「期末までに動いた・残高のある科目×補助」だけ(残高の検証.gs の行の作り方)。一度も立てていない契約は行が出ない ②契約の期間が無いので、空の月が「漏れ」か「契約の前・解約の後」か分からない ③2か月ごと・年払いなどの支払サイクルが分からず、空の月が正しいか分からない
業務フローの型
(会社ごとの文書)
毎月の段5「月末の処理」の表に「当月分の未払の計上」の行(する/しない・いつ・どの額を書く欄。自動では計上しない)。段6 残高の検証・段7 月次の推移毎月の一巡で未払の計上をする段は、もうある何を計上するか(契約の一覧)を見る先が無い。「開く物」が共通マニュアル 8-3 だけ
申告前最終チェックF030「前期にあって今期に無い科目・取引(家賃・保険・顧問料・利息など)」・F031「期末の未払・未収の計上」決算の一巡で、未払の計上漏れを見る項目は、もうある見る先が前期の帳簿だけ。今期に始まった契約は前期に無いので拾えない
エラーチェック「3か月以上ある毎月の費用で、計上の無い月(未払計上の候補)」毎月の支払いが3か月以上続いた費用の抜けた月契約の期間と支払サイクルを知らないので、始まって間もない契約・年払いの契約は出ない(この規則は今のまま。新しい式は足さない)
共通マニュアル 4-4「毎月・毎年きまって出る費用(家賃・水道光熱・通信・固定資産税・住民税・保険料など)は、損益の科目でも独立した補助を作る」・外注費・報酬は相手先ごと損益の側で支払先ごとに補助を分けることは、もう決まりにある契約が同じ支払先に2つある(物件が2つ)ときの分け方が書いていない

まとめ:毎月の一巡(業務フローの段5〜7)と決算の一巡(申告前最終チェック F030・F031)に、未払の計上と抜けた月を見る段は既にある。足りないのは「どの契約が、いつからいつまで、どのサイクルで発生するか」の一覧だけ。だから新しく作るのは管理表1枚と、既にある段から管理表を開くようにする直しだけにする(二重にしない)。

2管理表の形

会計管理ブックの「マスタと設定」のまとまりに、タブ「契約で発生する費用」(回収する資料の一覧の右)。全部の列を担当が入れる(式は置かない)。月の列の並べ方は回収する資料の一覧と同じ(今期の月)。

支払先内容借方の科目借方の補助相手科目相手科目の補助税区分1回の額(税込)支払サイクル支払日契約の開始契約の終了契約書備考 2026/082026/092026/102026/11
株式会社A不動産本社事務所地代家賃本社事務所未払金株式会社A不動産課仕10%110,000毎月前月末2024/04/01契約書 計上済計上済未計上
B会計事務所顧問報酬支払報酬料B会計事務所未払金B会計事務所課仕10%55,000毎月当月末2025/01/01契約書源泉あり 計上済計上済計上済
C管理倉庫地代家賃倉庫未払金C管理課仕10%66,0002か月ごと奇数月末2025/06/012026/10/31契約書10月末で解約 計上不要計上済計上不要計上不要
Dリース複合機賃借料Dリース未払金Dリース課仕10%8,800毎月翌月27日2025/04/012030/03/31契約書 計上済計上済

見本の値は架空。月の列の値はプルダウン(計上済/未計上/計上不要。選択肢と色はその他プルダウンマスタに足す)。空欄はまだ確かめていない月。

列の決まり

3一巡の中での使い方

導入のとき・契約が増えたとき契約を載せる契約書から1行。補助を勘定科目マスタに先に足してから選ぶ
→
毎月の会社:月の締め/決算だけの会社:期末管理表を見る今回の対象の月で発生する契約を拾う
→
担当帳簿を確かめる請求書などで既に立っていれば、それを確かめる。立っていなければ、その他仕訳のシートに起こす
→
担当手で「計上済」にする仕訳を確かめた月だけ。発生しない月は「計上不要」
→
担当支払いでつなぐ口座で払った行に、発生の行と同じ対応番号(取引の管理の決まり 2)

4損益の側の補助(支払先ごと)

5壊れ方と受け方

受け方:防ぐ=起きないようにする/見せる=起きたら見える/戻せる=控えから戻す

軸壊れ方起きること受け方
人の操作計上済を、仕訳を確かめずに付ける立っていないのに済に見える防ぐ:付けるのは帳簿で行を見た後だけ(決まりに書く)。見せる:残高の検証の月次推移の空の月と、管理表の計上済がぶつかる
契約の行を消す過去の月の記録が消える防ぐ:消さずに契約の終了を入れる決まり。戻せる:版の履歴
額を書き換える(改定)前の額がいつまでか分からなくなる防ぐ:終了を入れて新しい行を足す決まり
並べ替え・行の挿入式が無いので崩れない影響なし(全部が人の入れた値)
データ補助が空・同じ補助に2つの契約月次推移で抜けた月が見えない防ぐ:1契約1補助の決まり(4)。補助は勘定科目マスタのプルダウンから選ぶ
月の途中で始まる・終わる契約(日割り)その月の額が違う見せる:備考に日割りの額を書き、仕訳の額を確かめてから計上済
年払い・2か月ごと払わない月が空欄のまま残る防ぐ:支払サイクルの列を見て、発生しない月は計上不要にする
順番と時間月の締めで管理表を見忘れる未払が立たない防ぐ:業務フローの段5の開く物と、申告前最終チェック F031 に管理表が出る。見せる:管理表の空欄の月
請求書が後から来て二重に立てる同じ月に発生が2つ防ぐ:請求書の行を起こす前に管理表の計上済を見る(3 の決まり)。見せる:残高の検証の月次推移でその月だけ倍、未払金の補助の残高のずれ
出力した後に額の違いが分かる出力済の行を直すと会計ソフトと食い違う防ぐ:差額だけ起こす(3)
前月末に翌月分を払う家賃払った月末に未払金がマイナス防ぐ:支払日「前月末」の契約は、払う月に翌月分の発生を立てる(会社の処理マニュアルに書いて毎期同じにする)
同時と別の場所2人が同じ月を同時に起こす二重に立てる防ぐ:起こす前に帳簿を見る・起こしたらすぐ計上済にする。見せる:月次推移で倍
別ブックの資料シートで請求書を起こした管理表を見ずに立てる見せる:仕訳データは全部の資料シートを読むので、残高の検証の月次推移に出る
構造の変化期が変わる月の列が前の期のまま防ぐ:回収する資料の一覧と同じく、全部更新で今期の月の列を右に足す(前の期の列は消さない)
補助の名前を変える管理表と帳簿の名前が食い違う防ぐ:補助はプルダウン。名前を変えたら全部更新でそろう
列を足す・動かす読み違える所は無い(プログラムが列を読まない)影響なし。月の列を足す処理だけが見出しの名前で探す

6決めてほしい事

Q1 管理表をどこに置くか
A 新しいタブ「契約で発生する費用」推奨
1行=1契約で、期間・支払サイクル・借方と相手科目・契約書が並ぶ
月の列の並べ方は回収する資料の一覧と同じ
マスタのタブが1つ増える
B 回収する資料の一覧に行を足す
タブが増えない。月の列と手で入れる状況はもうある
あちらは「資料をもらえたか」、こちらは「発生を立てたか」。1行の意味が2つになる
科目・補助・期間の列が足りず、列が大きく増える
Q2 計上の状況の持ち方
A 月の列に手で 計上済/未計上/計上不要推奨
どの月を確かめたかが残る。毎月の会社にそのまま合う
決算だけの会社は期末に12か月をまとめて入れる
月の数だけ入れる手間がある
B 期ごとに1列(「どの月まで計上済か」を書く)
入れる手間が少ない。決算だけの会社に軽い
途中の1か月だけ抜けた形が書けない
Q3 一巡のどこで見るか
A 既にある段に管理表をつなぐ推奨
業務フローの型 毎月の段5「当月分の未払の計上」の開く物と、申告前最終チェック F031 の見ることに、管理表を足すだけ
段も項目も増えない(二重にならない)
業務フローの型を版4にし、前に作った会社の業務フローは個別に直す
B 新しい段・新しいチェック項目を足す
見る所が目立つ
段5・F031 と同じことを2か所で見ることになる
答え方の例:Q1=A / Q2=A / Q3=A 違う所だけ一言ください。

7合意の後に作る物

  1. 会計管理テンプレートの本体に管理表のタブ(見出し・プルダウン・月の列。式は置かない)。その他プルダウンマスタに「計上の状況」(計上済/未計上/計上不要)と「支払サイクル」の選択肢
  2. 全部更新で今期の月の列を足す処理(回収する資料の一覧と同じ形)
  3. 業務フローの型(段5の開く物)・申告前最終チェック F031・共通マニュアル 4-4(1契約1補助)と 8-3(管理表を見る)・標準(その他仕訳)の処理マニュアル(契約で立てる行の摘要と資料URL)を直す
  4. 点検用の会社を今の本体から作り、契約3件(毎月の家賃・源泉のある報酬・2か月ごとの契約)で、載せる → 起こす → 計上済にする → 請求書が後から来る、を端から端まで通す

前の試み「月次計上マスタ」(2026-05-22)は、契約の列の参考として見ただけで、この案はそれに寄せていない。